琉球霊覚視 スピリチュアルカウンセラー 金城のり子

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「妖し界」

2022年05月25日

おはようございます。
神さまに愛されて人生が幸運のサイクルへ回りだした金城のり子です。
あなたも、あなたの神さまに愛されて幸運な人生を歩きましょう。



不思議なセッションが続いております。
長文になりますが、読んでいただけると嬉しいです。



「妖し界」

            


 いつの世も、気づかぬうちに人ならざる者たちの思いのままに、操られ創られていくのでしょうか。
2020年1月イギリス人初の宇宙飛行士は「地球外生命体はいる、
今まさに傍に居て、私たちの目には見えないかも知れない。」と発表した。

 太田は、ネットで上がってきた記事を目にすると声を出して叫びたくなった。
「地球外じゃない、この地球にいる。なぜ、皆には気づかれないのか、見えないのか」
しかし、23歳の時のあの体験がなければあの妖怪のような人間がいるとは誰も信じないだろう。
すぐ傍まできていても。



「おい、おまえの課に妖怪が配属されたな。」
「えっ、妖怪?何だよ、それ?」
トイレで隣に来た同期の太田が妙なことを言い出した。
4月1日付けで、今年の新入社員が研修期間を終えて、各部署に配属をされた。


僕がいる課にも、男性が一人と女性が一人、入ってきた。
男性の方は、地元の大学を出たスポーツマンタイプで、身長が高く爽やかな感じの良い印象だ。
周りが言うには、何を言われてもあっけらかんとしていて、笑いながら場を盛り上げるのがうまいそうだ。
だから、同期の言う「妖怪」というにはほど遠い存在に感じる。という事は、もう一人、入ってきた女性の方か?


 女性の方は、身長が高くスタイルの良い美人だと、入社当時から男性社員の間で話題になっていた。
「綺麗な人じゃないか、お前が言う『妖怪』呼ばわりはかわいそうだ、きっと、女子社員たちがやっかみで言っているのじゃないか。」
僕は、何とも言えない嫌な重たい気分になった。
同期の太田は、遺伝子工学の専門で優秀だがつかみどころがない感じがする。
新入社員を妖怪呼ばわりとは、僕も何を言われているのかわからない。
うわさ話ほどくだらないものはない。頭の中をくだらないスキャンダルな話題を喜んでいる人と一緒にしないでくれと言いたくなるほどの不快感がよぎった。
なぜか、聞き流すことが出来ずに太田に向かって「お前の方が妖怪っぽいよな。」と言ってしまった。


新年度がはじまったばかりで皆、緊張している時に、うっとうしい奴だ。
太田の傍を離れようとしたが、手を洗う時には、肩が触れるくらい近づいてきて、
俺の耳元で「あの子を見ていろよ、時々目が蛇のように縦長になっているから。」声が耳元で渦を巻くようにまとわりついてくる。


こいつは頭がおかしい、自分が何を言っているのかわかってんのか、これって新入社員に対してのパワハラになりはしないか、
ここで相槌なんて打ったりしたら僕も同罪になってしまうじゃないか、とにかく早く席に戻ろう。


僕は、何も聞かなかったことにしよう。
話を遮るように、急いでトイレのドアを開けると後ろから
「おい、気をつけろよ。正体が知りたいのならいつでも話す、お前は必ず狙われるからな。」あの野郎、まだ言ってやがる。


僕は目を縦には出来ないが、瞼を半開きにしてにらむように太田を見ながら「美しい妖怪に狙われるなんて光栄の至りだよ。」と言うと、笑ってやがる。不愉快な思いのまま、社内での会話は、化かし合いなのかもしれないと思った。


僕の席の前に座る美女は、緊張しながらも懸命に仕事を覚えようとしているように見えるが、実は妖怪だという。
太田のバカげた作り話だとわかっているが、僕は一日中、彼女の姿を追いかけてしまった。
あいつのせいで、今日はひどく疲れた一日だった。彼女が妖怪でも、魔女でも、僕には関係ない。
そう言い聞かせながらエレベーターに乗りこむと問題の同期の太田が乗っていた。最悪だ。


「どうした、一日で随分、生気を吸い取られたようだな。いいか、何かされそうになったら、レプティリアンと言えよ。」
「えっなんだって、レプティリアン」
「あぁ、そうだ、そういえば、手出しはしない。」
「お前、何を言ってんの。」
「妖怪どもは、今、一般人を操作して世界を変えようとしたり、結婚をさせて子孫を反映させようと企んでいる。レプティリアン同士だと血が濃くなりすぎたようだ。」


気にするな、こいつが何を企んでいるかわからないだろう。
僕は、太田の目をぐっと見ながら「ご忠告をありがとう。お疲れ。」逃げるようにエレベーターが開くと同時に足早に駅へ急いだ。
もう、話したくもないし、顔も見たくない太田、僕が気を付けなければならないのは、お前の方だ。


 帰宅をするとすぐにシャワーを浴びた、今日、太田から聞いたことを早く忘れたいのだろう。
しかし、なぜ、このばかげた話が気になり続けているのか、俺を狙っているという妖怪が美女だからなのか。
ここは、太田を避けるよりも話を聞いて確かめよう。
そう、決めると重たかった気が楽になり、楽しみになってきた。



 「太田、お前の言う妖怪について話を聞かせてくれ。」
昨日とは打って変わって俺の方から話しかけた時、太田は深く肩まで傾けるようにうなずいた。
「妖し界」


 太田が言うには、アメリカへ留学中に出会ったある女性と恋に落ちたそうだ。
遺伝子工学に詳しくお互いを高め合うように感じていたという。
太田は、本気で彼女と結婚を考え始めこのままアメリカで研究を続けてもいいとさえ思いだした時、
太田が寝ている間に見た彼女の姿はこの世の者ではない姿で彼女の身体から何十に触角が伸びだし太田の身体全体を包み込んで身体から何かを抜きとっているようだったと言う。
その時、太田は身動きが出来ずにいたが、意識だけはあったそうだ、彼女の触覚が太田の手に伸びた時、太田は手を伸ばし抱きしめえることができたそうだ。抱きしめられた彼女は、太田に伸ばした触覚のような物を自分に戻して、人間の姿に戻っていったが、それっきり太田の前から姿を消してしまったという。


それから、太田は街の中に潜んでいる妖怪の姿が見えるようになってしまったそうだ。
 「俺のように、人ならざる者たちの本来の姿が見えるようになってしまうと、なかなか苦しいからな。」


大田は、一気に話をすると僕の方を見て今にも泣きだしそうな目をしながら、口角だけがあげるような笑い方をした。
「好きだったんだな。太田も、そしてその女性も。」


 太田が言うには、それからテレパシーの様な物で次に行う研究の課題が降りてくるそうだ。
「俺は、もう操られているんだよ。先の読める研究ほど辛い世界はない。」と言った。






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鑑定歴20年以上。
ユタの家系に生まれ幼少期から霊感があり、ある日神様からのお言葉をきっかけに、
能力を活かしたスピリチュアルカウンセラーとしての使命に就く。

スピリチュアルコーチングで引っ張るというスタイルでは無く、クライアントのペースに寄り添った鑑定が人気です。

カウンセリングをしながら霊視で守護神などのメッセージを受け取りお伝えしていきます。

ヒーリングや波動調整も行っており、クライアントの浄化や変化が加速していきます。

占いでは無く、クライアントが繰り返すループの問題の根源を掘り下げながら霊視鑑定を加えて、解決に導くようサポートしております。😌






Posted by のりりん (金城のり子) at 09:21│Comments(0)
 
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