高齢のアイビーと過ごす日々
高齢(18歳)の
アイビーを見守る日々は
穏やかでありながらも
どこか愛おしさに胸が
締めつけられるような時間です。
若い頃のように元気いっぱい
駆け回ることはなくなりました。
以前はよくアラハビーチを
一緒に散歩に行きました。
ビーチ散歩中
「可愛い~」という女性の傍で
愛嬌を振る舞い
離れなくて困ったことも
何度かありました。
猫ちゃんを見つけては駆け寄り
アイコンタクトをしていました。
孫たちが小さい頃
なぜか、かくれんぼの仲間に
入れられ、どこからか、
小さな鳴き声が聞こえてきて
大きなクマのぬいぐるみの
中にいて慌てて、
ぬいぐるみの中から
救い出したりした時も
小さなしっぽをフリフリして
楽しそうにしていました。
猫のミミに押しつぶされも
怒らない。
泣かない。
へっちゃらな穏やかな性格なんです。
駆け回る姿は少なくなったとしても
その思い出一つ一つが
寄り添う時、温もりとして
蘇り、何よりも大切な宝物に感じられます。
年齢を重ね、体のあちこちに
少しずつ弱さが見え始めても
アイビーが傍にいてくれるだけで
心が温かくなるような気がします。
食欲があること
ゆっくりでも自分の力で歩いてくれること
そのすべてが愛おしくて
感謝の気持ちが自然とあふれてきます。
もうすぐ3人のママになる
長女の学生時代の写真です。
アイビーにたくさんのことを
与えて頂いているなぁ~。
高齢になるとともに
私たちにできることも
少しずつ変わってきます。
歩きやすい床にリフォームをしました。
柔らかなクッションを用意したり
体に負担をかけないマッサージをしてあげたり。
アイビーの生活を少しでも快適にしてくれるなら
それは私たちにとって幸せなことです。
アイビーは言葉では何も伝えませんが
その瞳や仕草から
「ありがとう」と言われているような
気がする瞬間があります。
じっと、目を見てくる時があります。
けれど、実際には私たちのほうが
アイビーからどれほどたくさんの
愛や喜びを受け取ってきたことでしょう。
今はただ、このかけがえのない時間を
一日一日大切にしたいと思います。
アイビーがアイビーらしく、
穏やかに、安心して過ごせるように。
そして、傍に寄り添いながら、
一緒にゆっくりと日々を刻んでいきたいです。
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